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群馬の理科

楽しく群馬の理科を創り合う会 教育講演会

3月3日、初等理科教育研究会群馬支部と楽しく群馬の理科を創り合う会が主催の
教育講演会が行われた。


学力調査官の塚田先生を講師にお迎えしての講演会。
第1部では、群馬支部と創り合う会の活動報告や実践報告を行った。
これを機会に、一緒に活動できるメンバーが増えるといいのだけれど。

Kouen01


私もちょっとだけ、活動紹介。
火山灰を見せた。
新燃岳の軽石もおみやげにしたら、なかなか好評だった。
理科教員て、実際に触ったり活動したり、
何か作ったりするのが好きな人が多い。
Kouen02

Kouen03
塚田先生の講演会は、
学力学習状況調査がどのような趣旨で作られ、
調査結果からどのような問題点があるのかを、
データを見せてもらいながらのお話だった。

今後、授業の中でどんな点に注意をしていったらいいのか、
勉強になる点がたくさんあった。
一言で言うなら、目的のある体験をさせることが大切だ。


年に一回の講演会だけれど、
毎年積み重ねていくことで、
理科教育をやれる基盤が出来ていくといいなぁ。
今は、理科が専門でも本当に理科教育やりたい人って少ない気がするのだ。

【群馬の楽しい理科】 定例会 浅間山巡検

「楽しく群馬の理科を創り合う会」10月定例会が、
10月8日(祝)に行われた。

今回は、私が講師役となって、浅間山へ地学巡検。

浅間火山博物館駐車場に集合して、
浅間山の噴火の概要の説明をして、
学生さんも居たので噴火の仕組みとしてコーラ噴火を見せた。

その後、浅間園の散策コースに入って、
地形を見ながら天明噴火の説明。
時間も無いので長くは歩かず、火山博物館の見学へ。
http://www.asamaen.tsumagoi.gunma.jp/hakubutsu/index.html

天明噴火の時の古文書などを見ることができる。
ここの展示のお気に入りは、
火口から遠ざかると軽石の粒径が小さくなるという展示。
意外と気づかずに通り過ぎられてしまうのだけれど、
これはなかなかいいと思う。

地学、特に地質系は一般論というのがあまりなくて、
それぞれの地域の固有の現象となっている。
実は、浅間山の噴火史も、誰もが認める「コレ!」というのがない。
一応、最新の地質図などあるけれど、今後何かの発見があれば、
変わるかも知れない物(もう、大筋はそんなに変わらないと思うけど・・・)

地学系は、科学の一分野に位置づけられているけれど、
科学的でない面も持ち合わせているのだ。

放射線量の表した某早川マップも、
地質図の手法で書かれているから、
慣れない人には「ウソ」に見えるのよね。
地質図は、主張がないと書けないんだけどね。
その辺を理解してもらうのはなかなか難しいらしい



火山博物館を見学後、昼食を取って、軽石採集へ。

浅間山地質図で言うと、ポイント23。
平原火砕流・嬬恋軽石・鎌原土石なだれの観察ポイント。
嬬恋軽石を採集。

最後は、嬬恋町郷土資料館へ。
http://www.vill.tsumagoi.gunma.jp/index.php?id=11

ここでは、鎌原村の発掘で見つかった遺物などが展示されている。
現地のボランティアガイドが丁寧に説明をしてくださった。
鎌原村の復興の様子とか、現地の人ではないと分からないお話だ。

隣接する鎌原観音堂も見学。
岩なだれで埋まった石段も見た。

このような大規模な災害の後を目にすると、
今後起こるであろう様々な災害に、
私たちはどのように備えていけばいいのだろうかと考える。
考えても答えは出ないかも知れないけれど、
少なくとも若い世代には起こるかも知れないと伝えておくことは必要だろう。

次回の定例会では、
今回採集してきた軽石の鉱物組成を観察する予定。

日初理群馬支部 春期特別研修会

タイトルのセミナーに参加した。
と言うか、私は日本初等理科教育研究会群馬支部のメンバーなので、
一応スタッフ。

詳細はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/hiyokochan369/8571884.html


 初等理科教育研究会群馬支部では、これからも同様の研修会などを
 開催する予定なので、興味のある人はぜひ入会してみてはいかがでしょうか。



 
↑初等理科教育研究会は「小学校」の先生が対象ですが、
 群馬県内の小中高の先生たちの集まりとして、
 「楽しく群馬の理科を創り合う会」↓というのもあります。


   群県内の有志が、小学校に留まらずに中学校、高等学校、
  さらには社会教育なども含めた、県内の理科教育のネットワーク

  
作りを目指して、立ち上げました。理科(科学)教育についての情
  報交換や研修をしたり、将来的には理科が苦手な人達のための
  研修会を開いたりしたいと考えています。現在は、メーリングリス
  トでのやり取りを中心に、理科教育に関する各会員のブログのほ
  か、月1回程度の例会・研修会を行っています。
   今はまだ小さな会ですが、自由に発言し研修をしていくことがで
  きる、息の長い会にしていきたいと考えています。群馬県ならびに
  近郊の理科教育に関心のある方なら、どなたでも歓迎いたします。
   入会希望の方は、メーリングリストに招待しますので、増田(群
  馬県立北毛青少年自然の家 k-masuda△xp.wind.jp △を@に変
  えて送付)あてに、氏名、校種、所属校などを書いたメールを送っ
  て下さい。
 



模擬授業が始まったら、すっかり一児童になってしまい、
写真も撮らずに授業に集中coldsweats01

今回の研修会のポイントは、
筑波大付属小鷲見先生の授業、
NHKエデュケーショナルのビデオクリップ、
NPO法人企業教育研究会(ACE)に依るエネルギー環境教育支援プログラム。

気になったところをポイントだけ書いておく。
<鷲見先生の授業>
・臨界を迎える前に抵抗感を減らす。
・教えなくてはいけないことと考えさせなくてはいけないことを分ける。
・いかに分かりやすく、誤魔化して教えるか。
・3年生で電流の流れを意識させる。各学年で何を意識させるか。
・理科の授業が生活に役立つ感を持てるように。
・科学的根拠のある予想。
・考察は科学的思考。 客観性・再現性・実証性
・電力(ワット)は、電圧を100Vに固定して教えてしまう。

<ビデオクリップ>
・NHKのビデオクリップにはいつもお世話になっている・・・。
・難しい内容を、小学生に分かりやすく誤魔化して教えてくれる。
 (これは、「分かりやすいはとんでもない」に通じてしまうのか?!)
・太陽電池の説明が分かりやすかった。

<エネルギー環境教育支援プログラム>
・「節電を科学しよう!」という出張授業を無料でしてくれる。
・サーモグラフィや自転車発電機を無料で貸してくれる。

大変勉強になった研修会だった。
このような会が身近で開催できるのはありがたいことだ。

「楽しく群馬の理科を創り合う会」 8月例会

  榛名山沼の原のゆうすげの道で野外観察。
この場所は、二次遷移が進行中なのだそうだ。

火山学の授業だかで、一次遷移の勉強はしたようなしなかったような(汗)
火山噴火や山崩れなどで土壌がなくなった状態から、
植物が生え始め森林へと移行するのが、一次遷移。
(津波の後に植物が生えるのは、一次遷移? すぐに植物生えたから二次遷移?)
人的な原因などで土壌が残っているけど植物がない状態から、
これが二次遷移。

沼の原は、榛名山の噴火後(最新は古墳時代)一次遷移がおきて
森林になっていたところを、戦後開拓して畑にしたけれどすぐに放置。
二次遷移が始まった。
近年、二次遷移がだいぶ進み森林化していたので、
木を伐採して人工的に二次遷移を後退させたということなのだそうだ。

日本の森は、人工的に手を入れてあげないと、
生物多様性を維持できないのだそうだ。
里山だけではないのだなぁ~。

そんなわけで、いろいろな植物を見ることができた。
その一部。

Numa02
遷移が進む過程で、ミズナラとカシワの交雑がおきた。
交雑の程度によって、ミズナラっぽいのからカシワっぽいのまで。
公園脇のこの木で、最初に交雑が確認されたのだそうだ。

Numa01
この木の下で拾ったドングリ。
殻斗はミズナラっぽいけれど、全体の形状は丸くてカシワ的。

Numa05
ゆうすげの道に入ると、
ミズナラっぽい幼木とカシワっぽい幼木が並んで生えている。
元は、同じ親のドングリなのだろうか?


Numa03
レッドデータのコウリンカ。

Numa04
ノリウツギ。
和紙を漉くときに、樹液を糊にするのだそうだ。
紙漉に反応して、覚えておくことにした。

続いて、昆虫いろいろ。
Numa06
オトシブミ。
よく見ると、いっぱい。
Numa07

似ているけど、ちょっと違う。
Numa09
こちらは、カバキコマチグモ。
中を開けると・・・・
Numa011
母グモと卵が詰まっている。
噛まれると、日本一痛いクモだそうだ。

Numa08
ハチに寄生されたガの幼虫。

Numa10
ゴイシシジミムモンアカシジミの幼虫。
ガの幼虫にしては珍しく肉食。アブラムシを食べている。


遷移の話に戻って・・・。

沼の原の東の外れあたりまで来ると、
森林が迫ってきているのが分かる。
Numa12

手前には、低木が。
Numa13
例えば、マルバハギとか。
アズマネザサも生えている。

でも、アズマネザサが生えると他の植物は生えられなくなるので、
アズマネザサは伐採した方が、植物種は増えるのだそうだ。

Numa14
写真が分かりづらいが、
草原の中に一列に木が生えていたりする。
これは地下の水脈に沿って、木が生えているのだそうだ。

Numa15
森林との境目に接近。
ミズナラだかカシワだかの木が迫ってきている。
陰樹なので、この木々が森を作ってしまうと極相林となる。
(用語の使い方が怪しい・・・)

最後に地学系の話。
道々ところどころで二ツ岳の軽石を拾うことができた。
中には、立派な角閃石安山岩もあった。
ただ、遊歩道には明らかに別の場所から持ってきたと思われる
砂利や砂が敷いてあったりしたので、
もしかすると、軽石もどこかから移してきた物かもしれないなぁ。
ま、角閃石安山岩質の軽石であることは間違いないのだけれどね。

昨日の天明軽石に続いて、二ツ岳軽石も採集することができて、
とても満足なのでしたcatface

「楽しく群馬の理科を創り合う会」 5月例会

国立赤城青少年交流の家で、グリーンアドベンチャーのコースをぐるっと回った。
酸性雨やマツクイムシ(マツノザイセンチュウ)による立ち枯れで、
かなりのマツが伐採されていた。
森林の中を歩くよりも開けた草地を歩く方が長いかも・・・な、くらい。
その他にも人工的に植えられたと思われる樹木も多く見られ、
車の通れる道も多く、人の手がだいぶ入った場所なのだなと思った。

今回は草本だけでなく樹木もいろいろ見られた。
個人的にドングリの木は好きだ。クヌギもコナラもカシも。

さらに、初めて野生のナナフシを見た!
Nanafusi
まだ小さい。近くに何匹かいたので、この辺で孵化したのかな。
飼育されているのは見たことあったけど、自然のは初めてだ~。
ナナフシもあれだね、「足4本ですか?」って言っちゃいそうだな。

それから、イノシシの足跡。
Inosisi
あの辺には、イノシシだけでなくシカやカモシカもいるんだそうだ。
知らなかったなぁ~。

Kamemusi
さらに、クズについたマルカメムシ。
カメムシは分かったんだけど、なんだか調べたら案外すぐ分かった。


地学的なことも少し、
コースの一番上の方のところ(スギやヒノキが生えていたあたり)で、
火砕流が見えていた。
灰色のセメントっぽい地層。
でも中に大きめの角礫などが混ざっていたのと、
20mくらい広がって見えたので、新鮮な地層だろう。
場所からして大胡火砕流。鍋割山の真下だからね~。
せっかく火砕流が見えるんだけど、
あれだけ見ても地層の重なりとか分からないだろうなぁ・・・。
なんかもったいない。

*大胡火砕流 およそ7万年前に鍋割山や鈴ヶ岳ができたときに流れた火砕流。

「楽しく群馬の理科を創り合う会」 野外研修

いろいろな成り行きで、
「楽しく群馬の理科を創り合う会」という会の立ち上げに関わることとなり、
今日は初めての野外研修会が行われた。

雨が降っていたけれど、無事に研修会ができた。
生物系の研修会に参加するのは初めて。
以前地学系の植物見学会に参加したことはあるけれど、
地形と植物みたいな切り口で、樹木が中心だったので、だいぶ様子が違う。
(氷河期とブナ林とか高層湿原とか)

今日は近場の丘陵地で観察。
タンポポ・カラスノエンドウ・カキドオシなど、
学校周辺で見られる植物も観察することができた。
タンポポは、
セイヨウタンポポ・ニホンタンポポ・シロバナタンポポしか知らなかったけれど、
いろいろな名前があることが分かった。
セイヨウタンポポとニホンタンポポの雑種があるのも聞いたことはあったけれど、
実物を見たのは初めて。
私がセイヨウタンポポだと思っていたのは、雑種だった可能性大!
でも、これからも見分けはつかなそう・・・。
さらにシロバナタンポポにもいろいろある! 
たかがタンポポされどタンポポ。タンポポだけでも奥が深いんだなぁ~。

その他にも、いろいろ見た。
詳しくは、今回植物の解説をしてくださったFran-Kenさんのサイトへ↓
「Frank-Ken's Photo Gallery」


ちょっと地学的なことも。
今回行ったところは、人工的に造成されていて、
遊歩道やビオトープがつくられていた。
地域として自然を保護していこうということらしい。

が、せっかく遊歩道を整備するなら、金山石をつかって欲しい。
明らかに場違いな石がゴロゴロしていて、景観を損ねているように思う。
その石がそこで産出するように思う人がいるかもしれない。
地域を整備するなら、その場所で取れるものを基本とすべき。
それが難しいなら、後から人工的に入れたものははっきり分かるように区別するべき。
妙に黒々した砕石が残念。