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教育

地震 津波 原発

いよいよ今年度も終わり。
明日からは新学期がスタート。

記事の更新が滞っていたのは、
春休み中だったこともあるけれど、
東北地方太平洋沖地震とその後の原発震災についてあれこれ考えていたから。
でも、自分の考えをまとめておかないと、新学期は迎えられないと思うので、
書いておきたい。

地震については、本来は防災については扱わなくて良いのだけれど、
この機会を逃すと知らぬまま過ぎてしまうかもしれないと思い、触れるようにしてきた。
当然「津波」についても。
特に群馬は海なし県で「津波」の恐ろしさは全く知らない。
(「高潮」や普通の大波を「津波」と言うくらいだ)
遊びや校外学習で東京や千葉、神奈川などに行く機会もあり、
そんな時に地震に遭わないとも限らない。
基本的な地震が起きたらどうやって身を守るかについては、
授業の中でも触れておきたい。
(指導要領の範囲外のことになってしまうのだけれど、
 実生活に結びついた理解になるよね。
 地震のメカニズムも本当は教えてはいけないのだ。
 でも、映像資料などにはさりげなく出てくるし、
 ニュースなどで子どもたちはよく知っている。)


原発震災については、やっかいだ。
私は、事実だけを伝えればいいと思っている。
原発をそれだけで扱うのではなく、エネルギー教育の中の一部分として。
最初に断っておくけれど、私は原発についてどのような意見を持っているのかを、
公の場で表明するつもりは一切無い。
もちろん、授業の中でも細心の注意を払ってどちらかに偏らないようにしている。

エネルギーは、今回の指導要領の改訂で4本柱の一つになった。
関連して、エネルギー教育にも力を入れるべきではないかと思うのだけれども、
今ひとつそういう雰囲気になっていないように感じる。
エネルギー教育は環境問題にも絡んでくるから重要だと思うんだけれどな。
ただ、この分野はいろいろな立場の人の思惑などが複雑に絡み合っているらしく、
単に教育だけでは済ませることのできない難しさがあるようだ。。。
(でも、電気の使用量を減らしていくにはどうするかとか、
 二酸化炭素の排出量を減らすにはどうしたらよいかとか、
 さらには再生可能エネルギーを利用しながら豊かな暮らしにするにはとか、
 理科だけにはとどまらなくなるけれど、是非考えていきたいことだ。)
21年度22年度と、資源エネルギー庁などが主催する教員向けセミナーを受講した。
(21年度は、「エネルギー・環境教育セミナー」、
 22年度は、「原子力・放射線に関する教員向けセミナー」)
 22年度の記事はこちら→http://chiy-science.cocolog-nifty.com/scienceblog/2010/08/post-0c12.html
                 http://chiy-science.cocolog-nifty.com/scienceblog/2010/08/post-840e.html

私がエネルギー教育の中で押さえておきたいことは、
○日常生活で利用しているエネルギーの主たるものは「電気」。
○発電の種類 火力・水力・原子力 新エネルギー(風力・地熱・太陽光)
○それぞれの発電方法の利点と問題点
○現状(それぞれの発電方法が何割を占めるか。
     電気の使用量は今後どうなるか。)

事実とされていることだけを伝える。
そこから、
「もっと効率よく火力発電を行えるようにしたい」
「安全に原子力を利用できるようにはできないか」
「他に発電方法を考えられないか」
「太陽パネルをもっと安く作れないかな」
「いっそのこと、もっと電気の使用量減らして暮らせないかな」
などと考えて、科学者や技術者になる子が現れてくれると、
理科教員冥利に尽きるというものだ。

市小学校理科自由研究発表会

先週の金曜日、市の自由研究発表会が行われた。
夏休みに取り組んだ自由研究を今頃発表・・・。
かつては県民の日に開催されたりしていたようですが、いろいろあったみたいです。
(県の自由研究発表会は10月でしたね。)

私としては、今頃でありがたい。
夏休み明けてすぐだと、自由研究の手直しが多分間に合わない。

本校では、全学年を対象に自由課題になっている。
学校によっては5・6年全員というところもあるけれど、
何せ人数が多いことと、出せなかった子への指導を考えて、自由にしている。
その分夏休み前に2・3時間かけて、
自由研究のテーマ選びや研究の進め方の指導をしている。
そのためか、夏休み明けには、
面白いテーマでやる気のある作品が学年10点ほど提出される。

その中から、市や県の発表会に出せそうな物をセレクトして、
その他の物も一般の自由研究コンクールなどに応募している。

市や県の発表会に出す作品もそのままでは物足りないことも多いので、
追実験をしたり、まとめ直したり、結構時間がかかる。
子どもたちにとっても貴重な休み時間をやりくりするので、いろいろ大変。
でもその甲斐あって、子どもたちも新たな発見をしたり、
まとめ方が上手になっていったりする。

こちらも思わぬデータが得られたりして、毎年良い勉強になる。


当日の発表会では、
「ダンゴムシの迷路」や「蜘蛛の研究」の発表が目新しくて面白かった。
その後調べてみたら、「ダンゴムシ」の研究はわりとメジャー?
これから自由研究の課題として増えていくかな?

自由研究のテーマは、毎年似たり寄ったりで同じようなものが出てくるけれど、
時々新しいテーマが加わって、定番になっていくのよね。

小学生の言語能力

今回、繰り返し同じような実験をしているので分かったことがある。

実験計画書や実験結果のワークシートなどで、
理解が十分ではないと思われる班には、実験の際に重点的にアドバイスをした。

「ここ、よく見てね。」
「砂の粒の動きはどうなっている?」などなど。

その場で見させて、
どうなっていたかを話させて確認する。
「じゃあ、それをワークシートに書いて置いてね。」と言って、その場を離れる。

結構な割合で、全然違うことを書いている。
下手をすると、全く反対のことが書いてあったりする。
私が指摘した部分が重要とは思っていないのかもしれない。
聞いたけれど、忘れてしまったのかもしれない。

でも、たぶん一番大きな理由は、
「見たことを文章に表すことができない」だと思う。

改めて、もう一度口頭で聞いてみると、
ちゃんと見られていることも多い(間違ってたり、忘れてたりする人もいるけど)。
話し言葉の中では、ちゃんと答えられるのに、
書くとなるとしどろもどろの文になってしまうのは、どうしたものだろうか。

国語の授業だって、せっせと「書く」授業をしているんだけどなぁ~。
国語の書くと理科の書くは、「書く」の質がちょっと違うからかなぁ~。

でも、理科で「書く」をやり過ぎると、理科がキライな子がますます増えちゃうしなぁ。
でも、見たことを表現できないって、理科でも致命的だよな。

大日本図書「たのしい学校」2010秋号

季刊発行で、時々学校に送られてくる。
今回の特集は、「理数教育における言語活動の充実」
参考になることが、いろいろ書かれていた。
今後のために、いくつかメモ書きしておく。


「ただ体験させるのではなく、体験させることで興味・関心を高めること。
 体験を通して、その体験に含まれる情報をしっかりと把握させること。
 問題意識をもたせ、自ら解決していく資質・能力を養うことが重要です。」

「自然の事物・事象を直に体験させ、その中から、情報を読み取り、
 問題を把握し、観察・実験など行い、実感を伴った理解を図っていく
 指導を行うことがポイントになります。」

「よく見かける授業は、・・・理科でありながら国語のような授業になる場合が
 あります。・・・・・・例えば理科の場合、実験・観察の前後が思考力を
 働かせる場面になります。国語では文字から読み取っていくのに対して、
 理科では自然の事物・現象から情報を読み取り、問題意識をもち、
 予想をすることが大切です。この予想をするときに具体的に体験したことを
 「言語」に変換し表現する活動を大切にすることが言語活動の重視です。」

「また、実験・観察の後、結果を整理します。その整理した結果から、
 どんなことが言えるのかを「言語」にして表現することが言語活動の
 充実につながる。このような活動を通して、友達と意見交流しながら
 共に知を更新していく活動を行うことが重要です。」

「教科の特性を生かし、具体的な体験から言語(話し言葉、書き言葉)として
 表現できる力を指導していくことが、理数教育の充実につながる基盤である」



なんだか、とてもすっきり。
この間、研究授業を見た後からのもやもやが解消された!


その他にも、理科で言語活動を進めていくには、
「型」が必要だろうと考えていたのだけれど、
まさにその「型」のお手本となるものが紹介されていた!
早速、今後の単元で活用していこうと思う。

無料の冊子なのだけれど、毎回読み応えがある。
お手元に届くことがあれば、是非読んでみるとよいと思う。

「学び合い」とは

最近は、「学び合い」というのもキーワードなのですねぇ・・・。
先週は、勤務校の指導主事訪問、勤務市の中学校教科別授業研究会があり、
それぞれの授業研究会で、「学び合い」という言葉が登場していた。
(私は小学校勤務だけど、上からの指令で中学校の研究会にも参加した。)

どうやら、「学び合い」=「話し合い活動」と思っている人が多いようだ。
でも、「話し合い活動」は「学び合い」のための手段ではないのだろうか?
「話し合い活動」をしなくても、「学び合い」はできるよなぁと思うわけだ。

中学校の教科別の授業では、
最初に師範実験をして、その後30分近く話し合い活動をしていた。
自分たちで実験をするでもなく、話し合い。
それが「学び合い」になるのだろうか?

理科は、他の教科と比べて「学び合い」がしやすい教科だと思う。
実験や観察をしながら、ああじゃないかこうじゃないかと言い合うのが、
そのまま「学び合い」になっていると思うのだけれど。。。
実験結果から考察するのも、実物目の前に置いて、
「あーだ」「こーだ」言い合う、十分「学び合い」ではないだろうか。
「話し合い活動」と身構えさせなくてもいいと思うのよね。

せっかく理科なのだから、実験や観察をしながら、「学び合い」たい。
「学び合い」に名を借りて、話し合いだけして終わりするのはどうなんだろう。

もちろん「話し合い」が必要な場面はある。
実験計画を立てるときはきっと必要。
めあてのない計画性のない実験は、得られるものはたぶん少ない。

なんでも話し合いをすればいいってもんじゃない。
手段のために目的を見失いことにもなりかねない。

書く力をつけるには・・・

うちの子がやっている通信教育の親向け冊子に、
フィンランドメソッドで有名な北川達夫先生が寄稿されていた。

「フィンランド国語教育の専門家が語る本当の「読解力」
 対話をとおして学ぶ「国語」とは」というタイトルで、
「読解力」を伸ばすためのヒントが書かれていた。

お恥ずかしながら、ここ数年「理科」に関する本ばかり読んでいて、
他教科の内容はすっかり疎かになっている。。。(汗)

(記事から抜粋)
「フィンランドでは読解力を身につけるために、教師が「型」どおりに質問し、
 子どもが「型」どおりに答えるという訓練法を取っています。子どもの自由な
 発想を大切にしながらも、まずは「型」どおりに考え、「型」どおりに意見を
 構成することで、自分の考えを相手に効果的に伝える技術を身につけるのです。」


なるほどなぁ~。
これは、国語だけではなくて理科でも使える手法だな、と。
この型に当てはめるというのは、意識しなくてもみなやっていることだと思う。
例えば、数学の証明とか? まとめ方を示すのもそうだよね。

この型をもっと意識して取り組めば、
理科のまとめも楽になってくるのではないかと思うのだけれど、どうだろう。

「自分の力でまとめられた」という経験を積み重ねることで、
「やって楽しい」から「分かって楽しい」にならないかなぁ~。
小・中学生なら、型にはまったレベル(基礎)でいいんじゃないかと思うんだけど。
もっとさらに独創的な発想をしたい(できる)人は、
高校以降でじゃんじゃんがんばってもらえれば。
基礎がしっかりできていれば、自由な発想もさらに広がると思う。

指導案づくり 児童の実態

upwardleft2週間ぶりの記事です。
最近更新が滞っておりますが、運動会の関係で授業の進行が遅れたりし
ておりまして、なかなか記事になるようなこともなく・・・という感じです。

ま、一番大きいのは、指導案を書いていたことでしょうか?
再来週、指導主事訪問(他の地域では何て言うんでしょうねぇ??)が
ありまして、そのための指導案を書いていました。
本校では、1年おきに指導主事の先生に授業を見せることになっています。

今回は、5年「流れる水のはたらき」で授業をする予定です。
この単元、雨が降ると授業の進行が変わってしまうので、
か~な~り危ないです。。。 
専科だからそうそう授業の入れ替えはできないし、
指導主事訪問日までに間に合わなかったらどうしようcoldsweats01
ま、そのときはその時だ!

授業の内容も、教科書通りにはできないので、
あれこれ過去の指導案などを当たってアレンジを加えました。
教科書では、野外観察が組まれているのですが、
本校では近隣に観察できるような川がないので、
その辺を工夫しています。
授業が始まったら記事にしたいと思います。


さて、指導案を書くにあたり、あるクラスでアンケート取ったところ、
なるほどな結果が出ました。以下引用down

downwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardrightdownwardright

理科が「好き」と答えている児童は45%、そうでもないと答えて
いる児童は55%。好きではない児童の主な理由は、「観察が楽
しくない」「自分の考えをまとめるのが難しい」「文章を書くのが
苦手」などがある。一方で、29名(95%)の児童は、実験が好き
で楽しいと答えている。その理由として、「いろいろなことが分か
る」「発見がある」「どんな結果になるかワクワクする」などがある。
 分からないことを知りたいという知的好奇心は旺盛で実験に
対して意欲的であるが、実験から分かることをまとめたり自分の
考えを述べたりすることに苦痛を感じている実態が伺える。
 川や川原で遊んだことのある児童は56%で、近くの親水公園
やキャンプなどで行った川などで、水遊び・魚釣り・生き物探しな
どをしたことがあるようだ。また砂場などで砂山や泥水遊びをした
ことのある児童は94%と多く見られるが、その大半69%は小学
校入学前までの体験である。

upwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleftupwardleft


学習指導要領の改訂でも言われていますが、「書く力」が弱い。
まとめるのが嫌だから理科はキライと言われてしまうと、
どうしたものかなぁと思います。
まぁねぇ、大人だって実験だけやってた方が楽しいですからねぇ。。。
偉い先生方だって、「論文書くのは億劫だなぁ」と感じるみたいですし。
でもだからといって、実験だけ楽しんで「はい、終わり」というわけには
いかないし。まとめ写させて終わりってのもどうかと思うし。
以前からこの傾向はあったのですが、ここ数年「書くこと」に力を入れ
ているため、その傾向が顕著になっているのだと思われます。
でもそのおかげで文章力は伸びてきて、
6年生の始め頃にはしっかりまとめが書けるようになっていたりするん
ですけどね。その変化が自分では実感しづらいのかも。。。
分かりやすい大きな変化ではないしなぁ~。
しかも日頃のその苦労の成果でできるようになったというのも分かりづらい。

そうじゃないかと思っていたことが、実際に数値になって表れると、
やっぱりそうかと納得ができますね。
って、解決策は思いつかないのだけれど。。。

理科研修講座 小学校コース その3

最終日。
プログラムは4つ。今年は夏休みだけだった。
授業日はなかなか参加できなかったりするので、都合が良い。

今日のテーマは、
「新学習指導要領における「月と太陽」に関する観察・実験や指導法の工夫」

講師は、ぐんま天文台の指導主事の先生。
以前、勤務校に来て望遠鏡の点検や画像データの作成をしてくださった先生。
現場経験が長いので、講義の中でも授業ですぐに使えるワンポイントアドバイスなどが
あって、とても参考になるお話が聞ける。

moon1最初は、「天体の学習における教材や指導方法の工夫」ということで講義。

one義務強聞く家庭における学習指導要領改訂のポイントを聞く。
 小学校から中学校での、「問題解決の能力(キーワード)」
  3 年  比較
  4 年  要因の抽出、関係づけ
  5 年  条件制御
  6 年  推論(要因、規則性、関係)  ←変わった!

  中学校 分析・解釈            ←変わった!!
 
  中学校の「分析・解釈」につながっていくように、6年も「推論」に見直された。

   *例えば、「てこ」の授業が6年に上がったが、今までのように条件制御の
     手法で授業したのではいけない。推論・計画的な授業展開をしなくては
     ならない。
two新学習指導要領における天文分野の学習内容の系統
  小3    
  小4    天動説的な見方
  小6        ↓
  中3    地動説的な見方
         (時間的な広がり・空間的な広がり・視点の移動・相対的な把握)

  系統の流れは、実際の天文学の発展の歴史をなぞらえている。
  その方が子どもたちにも理解しやすい。
  発達段階に合わせて、自分を中心とした見方から、太陽系を眺める見方へ。
  一足飛びに、概念だけを教えても、実感を伴った理解にはならない。
  「地球が太陽の周りを回っている」「月は地球の周りを回っている」という言葉だけ
  教えても、概念として定着しづらい。

three授業中(学校)や夜間(自宅)における観察方法と指導上の留意点
 ・手を使って角度を測る。
  こぶし一つ10度、親指を立てると15度、パーにすると20度。
  天体の授業だけでなく、雲の観察の時などにも使えそう。

 ・月・太陽の動き観察器

 ・指導計画例 授業の流れはほとんど問題ないが、
  「いつ」行うかの計画をしっかりと。
  三日月、半月、満月いつでも見られるわけではない!

 ・ボールを月の方向に掲げてみると・・・
  昼間、月が見えているときに、ボールを月と並べて眺めてみると、
  太陽の光が当たって輝いている様子がよく分かる。
  室内で行うときは、OHPが最近はなくなってきたので、プロジェクターが良い。
  白い画面(文書作成とか)を出して投影し、発泡スチロールのボールを
  使うと、大変わかりやすい。
 
  
moon3続いて、「教師のための天体望遠鏡の使い方」
 参加者一人一台ずつ、赤道議付き屈折式望遠鏡を使って、
 天体望遠鏡を基本操作を体験。

 実は天体望遠鏡にあまり触ったことがなく、当然使ったこともなし。
 でもやってみたら、思ったよりは簡単で、望遠鏡に対する抵抗感が減ったかも。
 とりあえず、授業の中で月の表面を観察するくらいはできそうな気がしてきた。
 今年は6年生を持っていないので、授業はできないけど・・・。
 授業までに、学校の望遠鏡を組み立てたいと思う。

 教育センターの大型屈折式望遠鏡も見学することができた。
 曇天だったため、実際に観察ができなかったは残念だったけど。
 金星見たかった・・・。



今年の理科研修講座は、どれもすぐに役立つ内容ばかりで、とても楽しかった。
研修講座だからこそ体験できるようなこともあったし(解剖や望遠鏡)。
また、来年も参加できるといいなぁ~。

理科研修講座 小学校コース その2

理科研修講座の2日目。

今日のテーマは、
「新学習指導要領における「人の体のつくりと働き」に関する観察・実験や指導法の工夫」

何をやったかというと、「解剖」!
ハクビシンとアライグマの解剖をした。雄雌一体ずつで全部で4体。
実際に何を解剖するのかまでは知らされていなかったので、
結構大きめのほ乳類だったのが、ちょっと驚いた。





<< 以下、やや注意が必要な表記があります! >>





自然史博物館には、害獣駆除や事故、その他の理由によっていろいろな野生動物が
持ち込まれるのだそうだ。それらの動物は、生態把握などの調査のために解剖される
のだという。今回解剖した検体もそのようにして持ち込まれたものだそうだ。

解剖は、学生時代にやったきりで、しかもハツカネズミサイズまでだったので、
大きな哺乳類というのは、興味深かった。

以前東大博物館で、解剖見学会に参加をして、
実際に自分でも解剖してみたいと思っていたのが、意外と早く実現した。
 (「「命の認識」展」 
  http://chiy-science.cocolog-nifty.com/scienceblog/2010/01/post-f5f8.html

人間の内臓が体の中にどんな具合に収まっているのか、
資料では知っているけれど今ひとつピンとこなかった。
今回解剖をしてみて、だいぶイメージができるようになった気がする。
内臓ごとの触感の違いも感じることができた。
筋肉でできている部分は弾力があるけれど硬い。
肺や膵臓などはフニャフニャしていて心もとない柔らかさ。

頭の中で知識として知っていたことを、
実際に触って体感できて、実に良い体験ができたと思う。

骨と筋肉のつくりなどもよく見られた。
野生動物の筋肉と比べて、牛や豚の肉の特殊さが分かった。
なぜ霜降り肉ができるのだろう・・・。
筋肉がしっかり鍛えられていたら、筋繊維の間に脂肪は入り込まないのでは・・・?

私はオスのハクビシンだったのだけれど、
メスのハクビシンは妊娠をしていて、
子宮や胎児、胎盤の様子なども見ることができた。

アライグマとハクビシンでは、大きさや見た目が割と似ているのだけれど、
内臓の大きさや形はだいぶ違っていた。


個人的には、実に得るものの大きい研修だったのだけれど、
これをいかに授業に生かすかというと難しい。
実際に、小学校の授業に解剖を取り入れるのは困難だろう。
生き物の遺体に対する心理面の個人差が大きすぎる。
指導要領では、小学校では「魚」となっているらしいけれど、
「魚」はヒトの体のつくりとあまりにも違うため、
解剖をする目的が分からない。
まだカエルの方がいい気がする。

少なくとも教える教員は、解剖経験があった方がいいと思う。
それもある程度の大きさのある哺乳類。
ま、大人でも心理面の個人差があるとは思うのだけれど。

このような解剖の機会が、もう少し増えるといいなぁと思う。
すごく興味を持っている小中学生も体験できるようになると良い。
学校の授業の中で行うのはかなり難しいと思うので、
博物館などでチャンスを作ってくれるとありがたい。
年に一度程度の解剖見学会などでも良い。
東大博物館の見学会や科博のオープンラボのような感じでやってもらえるといいなぁ。

私もまたチャンスがあれば、他の生物で解剖をしてみたい。

理科研修講座 小学校コース その1

県総合教育センターで、「理科研修講座 小学校コース」が行われた。
夏休みを中心に行われる希望制の講習。
今日は、午前が化学領域の観察・実験や指導法の工夫について、
午後が新学習指導要領をふまえた教材・教具の作成。

なんと! 私、午後の部の講師!! びっくりですcoldsweats02
前後半に分かれていて半分だけ話しました。
今までこのブログで教材研究したことが、とてもとても役に立ちましたhappy02
ご訪問いただいている皆様に感謝ですheart02


で、私は午前中の部から受講者として参加。
化学領域と言うことで、
4年生「もののあたたまりかた」の教材を中心にものづくりをした。

ガラス細工などもしたけれど、やはり一番はサーモテープ作り。
サーモインクを画用紙に塗って、短冊状に切り、パウチする。
かなり手軽に作れる。
でもサーモインクはやや高いし、買ってもその後の使い道に困る感じだし。
と言うことで、じゃんじゃん作った!

サーモインクdown
http://www.kenis.co.jp/onlineshop/2009/05/1114300.html

サーモインクを使うと熱対流の様子も分かるらしい。
水で薄めずに原液のまま使うと何度でも再利用できるんだそうだ。
おもしろそうだから、一度買ってみようかな~。
でも班活動には量が少なすぎる、演示用かな?


熱対流については、別の装置も作った。
Rika02  Rika05

100均の砂糖ケースを利用した対流装置。
イメージは昔のお風呂? 風呂桶の外に釜が付いているタイプ。
釜(フィルムケース)を下からドライヤーで熱すると色水が上の穴から出てくる。
自分で作るのは大変そうなので、この1台を演示用に活用しよう。


さらに、もののあたたまりかたから離れて、
二酸化炭素と酸素の測定装置も見せてもらった。
どちらだかの先生が作成されているもので、パソコンを使って、
簡単に酸素濃度を二酸化炭素濃度を測定することができた。
とても便利だとは思うけれど、今後実用化されるのだろうか。
使ってみたいけれど、理科室に班数分パソコンを導入してくれないかな。



お昼を挟んで午後の部。
初っぱなが私の番。緊張で胃が痛かった。大人相手に話すのは慣れてない。
電気の利用の単元について、手回し発電機の使い方、コンデンサーの使い方、
ものづくりで風力発電機の作成。

電子オルゴールのコンデンサの話や電圧計が蓄電メーターに使える話などを
盛り込んだ。

思ったよりも手回し発電機やコンデンサを操作する時間が長くなってしまって、
ものづくりの部分に時間がかけられなかった。


そして後半。
こちらは話し慣れている先生が講師だったので、スムーズに話が進んでいった。
関節模型の作成と紫外線で発光する葉脈標本の作製。


後半疲れ切っていて、あまり写真も撮れてない。。。
この講座は毎年受講しているのだけれど、授業に生かせるものが多くて、
とても勉強になる。ものづくりでお土産があるのもいいよね~。
今年は4年生向けのものが多かったので、早速明日4年の先生にあげよう!

明日は、別件でまた発表。人前(大人)に立つのは苦手だ。